ずっと欲しかったスニーカーが、ようやく手に入りました。On(オン)の「Cloud 6 Geo Waterproof(クラウド 6 ジオ ウォータープルーフ)」のブラックです。
とにかく、狙っていたブラックがなかなか手に入らなかったんです。サイトを開いては在庫を確認して、そっと閉じる。それを何度繰り返したことか。手に入らないと分かるほど「みんな考えることは同じなんだな」という妙な納得感が湧いてきて、余計に欲しくなってしまうという悪循環でした。
なので、ようやく購入できたときは、正直かなり浮かれていました。この記事では、実際に履いてみて感じたことを書いていきます。良かった点が中心になりますが、気になった点や「これは人を選ぶかも」と思った部分も正直に書きますね。
Cloud 6 Geo Waterproofはどんな靴なのか
まずは基本情報から整理しておきます。
- ブランド:On(オン/スイス発)
- 製品名:Cloud 6 Geo Waterproof
- 価格:¥26,400(税込)※メンズ
- カラー展開:Black | Black、Alloy | Alloy、Chai | Chai、Black | Lima、Limelight | Safari
- サイズ展開(メンズ):25.0〜31.5cm(0.5cm刻み)
- 素材:リサイクルポリエステル
- 原産国:ベトナム
公式では「街歩きから軽めのハイキングまで活躍するオールデイ防水シューズ」「快適でグリップ力が高く、アウトドア感あふれるルック」と説明されています。つまり、街でも自然の中でも履ける防水スニーカー、という位置づけですね。
私が選んだのは、5色展開のうちの「Black | Black」。アッパーもソールも黒で統一されたカラーです。
ブラックの完成度が想像以上だった
実物を手にして最初に思ったのは、「これ、想像していたより大人っぽいな」ということでした。
アウトドア寄りのデザインのシューズって、どうしても差し色や切り替えが入っていて、街で履くと少し浮いてしまうことがありますよね。その点、全身ブラックのこのモデルは、アウトドアらしい形の面白さは残しつつ、色数が絞られているぶん落ち着いて見えます。
形はしっかりゴツいのに、色のおかげで主張がうるさくならない。このバランスの良さが、ブラックがなかなか手に入らなかった理由なんじゃないかと勝手に想像しています。
コーディネートのしやすさも段違いでした。黒はどんな色のパンツとも喧嘩しませんし、足元が引き締まって見えるので、全体がだらっとした印象になりにくい。「今日はこの服に合うだろうか」と悩む時間がほぼゼロになったのは、地味ですが毎日効いてくるメリットでした。
オフィスカジュアルにも本当に使えるのか
私がこのモデルを狙っていた一番の理由が、これでした。仕事にも履いていける防水スニーカーが欲しかったんです。
実際に合わせてみた感想としては、きれいめのパンツとの相性が想像以上に良いでした。センタープレスの入ったスラックスや、テーパードのきいた黒・ネイビー・グレーあたりのパンツに合わせると、足元だけがスポーティーに浮くことがありません。裾からのぞく部分が黒一色なので、革靴ほどフォーマルではないにせよ、「カジュアルすぎる」という感じにもならないんですね。
上はシャツやニット、ジャケットを羽織っても違和感が出ませんでした。全体をモノトーンや落ち着いた色でまとめると、スニーカーであることをあまり意識させないまま収まってくれます。
もちろん、革靴が求められる場面では話が別です。あくまで「スニーカーがOKな職場のオフィスカジュアル」の範囲での話ですが、その条件の中では相当に使い勝手がいい1足だと感じました。
履きごこちの良さは期待どおり
Onのシューズを選ぶ大きな理由が履きごこちだと思いますが、このモデルもそこは裏切りませんでした。
足を入れた瞬間から柔らかさを感じます。歩き出すと、着地のときの衝撃がやんわり受け止められる感覚があって、硬いアスファルトの上を歩いてもコツコツと突き上げてくる感じが少ない。長めに歩いた日でも、足裏の疲れ方が穏やかだった印象です。
フィット感も良好で、かかとまわりがしっかりホールドされつつ、つま先側は窮屈さがありません。グリップも効いていて、濡れた路面でも不安な感じはありませんでした。
ただし履きごこちは、足の形や体重、歩き方によって感じ方が変わる部分です。あくまで個人の体感として受け取ってもらえたらと思います。
防水であることが、日常でいちばん効く
そして地味に、いや、かなり大きいのが防水だという点です。
雨の日って、靴を選ぶのが本当に憂鬱ですよね。お気に入りのスニーカーは履きたくないし、かといって長靴を出すほどでもない。この「どうしよう」の時間がなくなったのが、想像以上に快適でした。実際に雨の日の通勤で履いてみると、水たまりを気にせず歩けるのが単純にありがたい。足元が濡れないだけで、その日一日の機嫌がぜんぜん違います。
とはいえ、防水と言っても万能ではありません。履き口より上まで水に浸かればさすがに入ってきますし、「絶対に濡れない」わけではないはずです。あくまで「日常の雨で心強い」という体感の範囲で捉えておくのがよいと思います。
サイズ感について
私は27.5cmを選びました。結果として履きごこちに不満はありません。
ただ、サイズ選びについて断定的なことを書くのは避けておきます。足の幅や甲の高さは人それぞれですし、「普段より○cm上げたほうがいい」といった話は、私の1足の体験だけで語れるものではないからです。
サイズ展開は25.0〜31.5cmまで0.5cm刻みと幅広いので、選択肢は豊富です。可能であれば店頭で試着してから決めるのが、いちばん確実だと思います。
¥26,400という価格をどう見るか
正直、安くはありません。スニーカーに2万円台後半を出すことに、ためらいを感じる方もいると思います。
ただ、私は「防水スニーカーとしての価格」として捉えると納得感がありました。雨の日用に別の靴を用意する必要がなくなり、普段履きとしても、きれいめの服装にも使える。1足で担える役割が多いぶん、履く頻度が高くなるからです。
逆に言えば、履く頻度が低い人にとってはやや高く感じるかもしれません。ここは「自分がどれだけ出番を作れるか」で評価が変わるところですね。
気になった点・人を選ぶ部分
良いところばかり書いてきたので、正直に感じた点も書いておきます。
ひとつは、デザインの好みがはっきり分かれそうなこと。アウトドア感のあるルックなので、細身でシャープな靴が好きな方には、ボリュームが少し気になるかもしれません。ブラックのおかげで印象は落ち着いていますが、形そのものは主張があります。
もうひとつは、全身ブラックゆえの見え方です。汚れが目立ちにくいのは利点ですが、逆にホコリや白っぽい汚れは案外目につきます。
そして、当たり前ですがフォーマルな場には使えません。スーツに合わせる用途を期待している方には向かない1足です。
どんな人におすすめか
まとめると、こんな方に向いていると思います。
- 雨の日に履ける、きれいめすぎない靴を探している方
- スニーカー可の職場で、オフィスカジュアルに合う1足が欲しい方
- 街歩き中心だけれど、たまに軽いアウトドアにも出かける方
- 黒でコーディネートをまとめるのが好きな方
逆に、シャープで細身のスニーカーが好きな方や、フォーマルな靴を探している方には別の選択肢のほうが合いそうです。
まとめ
品切れが続いていたブラックを、ようやく手に入れることができました。待たされたぶん期待値も上がっていましたが、届いてみると期待どおり、いやそれ以上でした。
見た目はかっこよく、オフィスカジュアルにも自然に馴染む。履きごこちは柔らかく、雨の日も気にせず出かけられる。¥26,400は決して安くありませんが、出番の多さを考えれば納得できる買い物でした。
デザインの好みは分かれる靴かもしれません。それでも気になっているなら、一度実物を見てみる価値はあると思います。私はしばらく、雨の日が来るのが少し楽しみになりそうです。